「映像研には手を出すな」を読んで、心に響いた名言を紹介します。
第3巻 第21話「雪山のちび森」より
誰も知らねえ店に、客が来るわきゃないんだ。
ちび森(幼少期の金森氏)は、親戚の雑貨屋が潰れることになったことを、ある雪の日に偶然でやってきた客と店主との会話で知り、店主に質問をした。
ちび森(幼少期の金森)
映像研には手を出すな 第3巻 P112から
お客さん来るのにお店辞めるの?
店主(親戚のおじさん)
お金を稼ぐためには、お金が必要なんだよ
お店の電気代、お店に置く商品を買うお金
壊れたものの修理、お店の税金
売れ残ったらお金は無駄になっちゃう。
でも不便な所にはお客さんが来ない。
いろんなお金を全部払って、最後に残るお金で性格するんだ。
ちょっとやそっとの儲けでは生きられないのさ。
誰も知らねえ店に、
金森
客が来るわきゃないんだ。
店や商品の充実だけを考えても意味は無い!!
宣伝なくして商売は成り立たない!!
良い店なら自然と客が来るなどという考えは甘い!!
この言葉は何にでも当てはまる事だと思う。
どんなにこだわっていいものを作っても、そのことを誰にも知られなければ意味がない。
人に認知してもらうにはどうすればいいか。
そのことも金森は考えていた。
ツイッターは!!遊びじゃねえんだよ!!
自主制作物展示即売会COMET-Aに参加する作品を作らなければならない時に、ツイッターをしていた金森氏に向かって浅草氏が言った「このクソ忙しい時にツイッターなんかしてんじゃねえ!!」に対して言った言葉。
続けて
金森
映像研には手を出すな 第3巻 P97から
現場で宣伝するより事前に告知した方が良いわけです。
すでに6つのサービスを利用しています。
まず、我々が情報発信の中心とするSNSと、他のSNSアカウントをリンクなどで繋げておく。
続いて、我々が今まで制作した動画を分割して定期的にUPする。
この時フォロワーが0だと誰も見ず意味がないので、
一瞬でも「最新投稿」が全体の目に触れる“イラスト投稿SNS”などを併用するのが効果的です。
続いて関係しそうなユーザーをフォローして注意を引く。
するとフォローがつきました。
注意すべきことは複数あります。
投稿した動画がRTされるか。
内容が瞬時に把握できるか。
拡散力のあるフォロワーがついたか。
強いフォロワーの好みに合わせた文面でRTを誘うことも必要です。
水崎
宣伝ってそんなに必要なもん?
金森
私はその昔、一軒の酒屋が消滅する現場を見た!
この後に誰も知らねえ店に、客が来るわきゃないんだ。に繋がる。
宣伝の重要性はわかっているつもりだが、まず見てもらう、存在を知ってもらうことが大事であるということの大切さを改めて考えさせられた。